二級建築士の学科試験まで、あと2か月。
「今からでも間に合うのか?」「何を優先すべきか分からない」
そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、残り約60日という限られた期間で効率的に合格を狙うための逆算スケジュールを解説します。
試験日までの全体像を把握する
例年、二級建築士・学科試験は7月上旬に実施されます。
(※2025年は7月6日(日)予定)
ここから逆算すると、5月上旬からの2か月でやるべきことは明確です。
- 5月上旬〜5月末:インプット中心(基礎知識の総復習)
- 6月上旬〜中旬:過去問演習+苦手分野の補強
- 6月下旬〜試験直前:時間配分・総仕上げ・模試対応
5月の学習ポイント|基礎の徹底復習フェーズ
この時期はとにかく「覚える」「理解する」ことに集中しましょう。
5科目(計画・法規・構造・施工・環境設備)すべてに手をつけますが、手順があります。
- 1週目:苦手科目の基礎確認(例:法規の用語や構造計算の基本)
- 2週目:得意科目で得点源をつくる(計画や施工)
- 3〜4週目:市販の学科別参考書で章ごとに読み込み+一問一答
おすすめは「10〜15分単位で細切れ勉強」+「毎週末に進捗チェック」です。
6月の学習ポイント|過去問と時間配分対策フェーズ
ここからは“本番形式に近い形”で問題を解く練習にシフトします。
特にやるべきことは:
- 過去5年分の本試験問題を解く(分野ごとに)
- 間違えた問題だけをまとめたノートやExcelをつくる
- 法規は条文ベースの理解を深め、条文検索の速度を上げる
また、この時期からマークシート模試形式にも取り組み、解く順番や時間配分の最適化も意識しましょう。
試験直前の2週間|得点の底上げとメンタル管理
6月末〜7月初旬は、これまでの総復習と「確実に取れる問題の再確認」がメインです。
意識することは以下の通りです:
- 科目横断で「確実に得点できる」知識の見直し
- 模試の振り返りと修正ポイントの最終チェック
- 睡眠・食事・勉強時間のリズムを“試験当日モード”に整える
ここで新しいことに手を出しすぎると不安が増すため、「これだけやったから大丈夫」と思える準備を積み重ねておくのが大切です。
二級建築士・学科試験は“積み上げ型の暗記試験”
短期間で逆転合格する人の特徴は、「完璧を求めず、合格点を狙って学習すること」です。
全科目で6割以上を取れば合格。つまり、苦手科目を少し残しても合格できる設計なのです。
優先順位をつけて、「合格するための最短ルート」を意識して動いてみましょう。
まとめ|今からでも遅くない。逆算すれば2か月で合格は可能
建築士試験はボリュームこそ多いですが、正しい戦略と継続で十分に間に合います。
残り2か月、やるべきことは明確です。
- 5月は基礎と知識の定着
- 6月は演習と弱点克服
- 直前は整理と自信づけ
大切なのは、「自分に合った学習スタイルを守ること」。焦らず、今できることから一つずつ取り組んでいきましょう。