一級建築士試験の法規は苦手としている方が多い科目です。
法規は30点満点ということで配分が多く、法令集を持ち込んで参照しながら問題を解くという特徴がありますよね。
今回は法規の高得点をとるコツである問題を解く順番やインデックス、線引き方法を紹介します。
一級建築士試験法規のコツは問題を解く順番
一級建築士試験の法規を苦手としている方の多くは「時間が足りない」ようです。
1時間45分という限られた時間の中で30問の問題を終わらせるには、
1問あたり3分30秒以内に解く必要があります。
法規の問題は難しいものと易しいものがあり、
問題によって1分も掛からなかったり、10分位かかってしまったりします。
しかし、難しい問題も易しい問題も得点は同じです。
ですから、難しい問題に時間を掛けてしまうことで、
易しい問題を解く時間がなくなってしまうのは非常にもったいないことです。
防火関連の問題は後回し
法規の中で難しい問題とは、防火関連の問題ですよね。
法令集の条項の細かな部分まで調べる必要があるし、
基本的に引っ掛け問題になっています。
防火関連の問題は6問目から9問目あたりに4~5問出題されます。
ですから、その部分をまるごと後でやるんです。
法規の問題を解く正しい順番
法規の問題を解く順番について解説します。
出来るだけ効率化・シンプルにしてマークミスのリスクを最小限にした解く順番は、以下のとおりです。
(1)1問目から5問目まで解きます。
(2)30問目から6問目まで逆に解きます。
これだけです(^^)
この順番で解くことで、それまで18~19点程度しか取れなかった方が24~26点取れるようになったということがありました。
その方は以前は1問目から順番に最後までやっていたそうですよ。
法規の問題は21問目から関係法令になっていますが、その部分はとても易しい問題が多いです。
ですからそこをギリギリの時間で焦りながら解くのは非常にもったいないんですよ。
勉強している受験生は誰でも時間さえあれば法規は高得点を取ることができると言われています。
しかも、法令集を調べるスピードは誰でもそんなに差はないとも言われています。
この順番で解いた場合、万が一防火関連を全て不正解になったとしてもその他をしっかり取れば25点以上取れるので、試験中の安心感が違いますよ。
ぜひ試してみてください。
一級建築士試験法規の法令集インデックスのコツ
一級建築士試験の法規は法令集を持ち込むことができますよね。
法令集にはインデックスを貼りますが、デフォルトだとインデックスの統一感があり過ぎて逆に見つけにくいということがありますよね。
そんな時は手作りのインデックスを加えることで見つけやすくなります。
ただし、最近は色付きの付箋はNGと言われていますので、万が一試験管に「剥がせ」と言われても、すぐに剥がせるだけの量にしておきましょう。
上の画像のようにあまりたくさん貼ると、かえって見つけにくくなりますから注意しましょう(^^)
「法規のウラ指導」インデックスが効率的
「法規のウラ指導」は法令集の線引きのための参考書です。
通常は法令集に付属のインデックスを貼りますが、「法規のウラ指導」のホームページから専用インデックスを無料で送ってもらうことができます。
(現在はインデックスの配布は終了しています)
「法規のウラ指導」を使うと、問題を解きながら線を引いていくスタイルなので、一通り線を引き終わった時点でかなり実力がついていますから効率的です。
インデックスは分かりやすく分類されていて、法令集の横・上・下に分けて貼るようになっています。
資格学校では先に線引きのお手本を見ながら「何も考えずに」線を引く方法を指導していますが、「法規のウラ指導」は線を引く段階できちんと法令集の仕組みが理解できるようになっていますから無駄がないのでおすすめですよ。
↓法規のウラ指導のインデックスを法令集に貼った状態
ただし、インデックスを貼って線を引き終えるまで15日くらいはかかりますから、覚悟しておいてくださいね(^^)
以上、今回は一級建築士学科試験「法規」のコツである問題を解く順番と、法令集インデックスについて紹介しました。
法規は他の科目よりも少し力を注いで早めに得意科目にするつもりで取り組んでください。
学科合格に向けて一緒に頑張りましょう。